タカsunのつれづれなるままに

世の中の「なんでもかんでも」を独断と偏見で書いています。

帝京大学ラグビー部に学ぶ「 理解するということ 」

今日、あるテレビ番組を観ていたのですが、帝京大学ラグビー部のある選手の特集をしていました。

 

帝京大学ラグビー部といえば、大学選手権6連覇中の強豪です。その練習風景でのことなのですがコーチが突然、練習を中止したのです。理由は、大学では敵う相手はいないが社会人が混じって行うトップリーグを勝ち抜くためには「 1秒1cmの成長が重要なのにそれに向けての練習が出来ていない! 」とのこと。厳しいですね。コーチの言うことは絶対で練習は中止になります。

「 3人トーク 」というミーティング

しかし練習を切り上げる前に学生同士で3人のグループを作って小さなミーティングをするのです。その名も「 3人トーク 」

 

上級生2人と下級生1人での構成。これをやる目的は、コーチの言ったことを本当に理解しているかを話し合うこと。番組では簡単にこの様子を伝えただけなのでここからは推測になりますが、上級生は長年の経験からコーチの言っていることがある程度理解できるでしょうが、下級生特に1年生は理解出来ないことが多いと思います。

 

そこで上級生がコーチの言わんとしていることをきちんと説明して、それについて考えディスカッションし下級生にも感じたことや考えたことをアウトプットさせているのだと思います。素晴らしいですね!これを少人数で行うことも良いですね。

 

会社の会議でもそうですが、大人数が集まると発言をしない人も出てくるし、自分には関係ねぇーって思って緊張感のない人も出てきて、最終的にまとまらず何のための会議か分からない状態で終わることも多々ありますよね。この状態を防いで他責ではなく自責の意識を持たせることも目的のひとつかなって感じました。

会社組織と同じ

これって会社組織と同じですよね。多かれ少なかれ会社の経営方針って社長の一声だと思うのです。それをきちんと理解して末端までに伝え・納得させ・行動させる、のが会社幹部の役目です。帝京大学ラグビー部はすでにこれを学生時代からやっているのです。社会人になってもいい上司になるんじゃないかと思います。

 

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基本的に社長の発する言葉なんて、100%全て理解できないです。だって社長本人じゃないんだから。だからこそ会社幹部は社長発言をしっかり理解しないといけないのですが。それを聴く社員は何を言っているのかきちんとこちらも理解しないといけないですね。そして重要なのが気づいてアウトプットすること、行動することです。これをやらないと最終的に自分自身のためにならないので。

明確に伝える

上に立つ立場として重要なのが伝えるときに可能な限り明確化することです。曖昧な表現や伝え方はかえって逆効果で混乱を招くことになりかねないです。数字で表現できる場合はできるだけ定量化して具体的に伝えたほうが良いでしょうね。下の立場の者を明確に理解できる可能性が高くなります。

 

自分の子供くらいの学生から学ばせてもらいました。