タカsunのつれづれなるままに

世の中の「なんでもかんでも」を独断と偏見で書いています。

天道虫(てんとう虫)が象徴する意味ってこんなのがあったのか。

こんにちは。

タカsunです。

 

先日、久しぶりに伊坂幸太郎さんの『マリアビートル』を読み返していました。『グラスホッパー』が映画化され、その続編であるこの作品の結末を忘れていて、つい読みたくなりました。

 

マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

 

 殺し屋たちの話なのですが、伊坂さんらしい登場人物の会話の面白さや張り巡らされた伏線を最後には収束させる気持ち良さに浸っていました。登場人物の殺し屋の一人に「天道虫」が出てきます。やることなすことうまくいかず本人も周りも認める、ついていない奴なのです。殺し屋とは思えない何かいい奴です。でも災難を全部背負い込んだような奴なのです。

 

作品名がなぜマリアビートルなのか気になったので調べてみました

てんとう虫って幸運を運ぶ、聖母マリア様の鳥とも呼ばれ世界的に幸運のシンボルとされているそうです。「 自分を信じて前に進んで人生を楽しめ」 と言った意味もあるのだそうです。

てんとう虫が象徴する意味は、
『 復活 』『 幸運 』『 喜び 』『 情熱 』『 変化 』『 家族愛 』

フランスでは、病気の人に止まると飛び立つ時にいっしょに病気をどこかへ持ち去ってくれると言われているそうです。

 

いい意味づくしですね。そこで気づきました。勝手な解釈ですが、なぜマリアビートルにしたのか。天道虫の登場で周りの殺し屋やある人物(キーマン)に災難が降りかからない場面が多くあります。病気ではないけど不幸や災難、ついていないことを天道虫が全て背負い込んでいるからなのです。ちょっとネタバレですが、天道虫は生き残ります。

 

てんとう虫に込められた、「 自分を信じて前に進んで人生を楽しめ」 って言う言葉を、壁にぶつかった時思い出そうと思います。

 

f:id:taka5191:20151227073327j:plain