ばあちゃんの葬式で言われたイヤな話

先日、実家のばあちゃん（９０歳）が亡くなりました。

実家が兼業農家で田んぼや畑仕事が好きなばあちゃんでした。ある日、畑仕事をしていた時に転んで、脚の大腿骨を骨折して入院を余儀なくされその入院を境目に痴呆がでるようになりました。

はじめのうちは、症状も軽く退院したら普通に戻り畑仕事をしていました。しかし、またその後４回も骨折。入退院を繰り返すうちに痴呆もひどくなり４年前に介護施設へ入居しました。

これが不思議なもので入居したら、その痴呆が軽くなったのです。おそらく同じ年齢の方とおしゃべりするのが良かったのかもしれません。友達も出来たそうですし。でも完全に痴呆が治った訳ではなく、同じ話を数十秒後には繰り返している状態でした。

でも、それが嫌ではなく何か微笑ましかったです。子供たちも最初のうちは戸惑っていましたが慣れてきたらちゃんと何回も返事をして話をしていました。そんなばあちゃんの口癖が「倹約しなよ」でした。戦争を体験しているからか若い時苦労したのか痴呆が始まる前も始まってからもいつも言っていました。今では本当に身にしみる言葉になっています。

息を引き取る原因も骨折からでした。施設のベッドから落ちて脚を骨折。入院中に亡くなりました。僕の両親も間に合わなかったそうで、死因は老衰だそうです。もしそうなら苦しまずに亡くなったのが救いだと思ってます。

本題の葬式でのイヤな話

お通夜の時でした。一段落して葬儀場の控え室で母と２人になった時に「叔母と縁をきる」と言いだしたのです。その場では詳細は話さなかったのですが、どうやら父から切り出したことらしいです。叔母は父の実の妹です。話は父からあるそうです。４９日の法要が終わるまでは聞く気もないし父からも話さないでしょう。しかし、何でそうなったのか？そう言えば、僕ら家族に迷惑がかかるといけないと母が言っていたのを思い出しました。

態度がおかしかった従兄弟

通夜の時、従兄弟の態度に違和感を感じたのです。母から話を聞いたのが通夜のあとだったのでこの時点で僕は何も知らないのです。いつもであれば気軽に話をする男なのですがその日はむすっとしてみんなの輪に入ろうとしないのです。おそらく、僕の両親と叔母家族との関係はかなり以前から破綻していたのでしょう。ばあちゃんの入居を境にして。想像ですけどね。金か土地の問題かもしれません。

 もう一人の叔母の話

１５年以上前にガンで叔母を亡くしています。父は３人兄妹で亡くしたのは２番目の妹です。この家族とも縁を切っています。叔母が入院中に叔父が子供のいる女性と浮気をしていたことが発覚したのです。長期の入院生活が続いていて、もう退院することはないとのことでした。どうやら叔母が亡くなった時点で再婚を考えていたらしく叔母の葬儀後、その女性と再婚をしました。それを知ったばあちゃん、父、叔母は激怒し、当然と言えば当然ですけどその時点で縁を切りました。ばあちゃんは子供を先に亡くすという、想像がつかないくらい悲しい思いをしています。

今回の話はもっとイヤな感情になるかも

父からきちんと話は聞きます。でも内容によっては従兄弟との付き合いは独自の路線を進むかもしれないです。